心の赴くまま〜ライフコンパス〜

「今」何を思い、何を考え、何を感じているか。

「本を読む人だけが手にするもの」を読んで。「選択する生き方」

更新534回目!


今日は、これを読んだ。

本を読む人だけが手にするもの

本を読む人だけが手にするもの


個人的には、かなりグッときた本

では早速!
これだ!って思ったポイントは以下3つ。

・思いの共鳴
・本を読む習慣
・生き方の選択


思いの共鳴

著者独特の言い回しが利いているけれども、
これは面白い表現だ。
何を言っているかというと、
蓄えた知識=点は、いわば点々とした物質。
それらを活用した時に初めて、物質同士は出会う。
そうすると、化学変化が起きる。
それは自分の思いや考え。そのもの。
知識と知識を組み合わせるから、自分の考えが生まれる。
そいうものだと思う。
その思いを発信した時、その思いに共鳴する人が現れることがある。
「あぁ分かるぁそれ!」っていう人がいるけど、そんな感じ。

発信した思いに対して、同じ思いを持っていたり賛同したりすると、
共鳴が起きるようだ。この時の嬉しさは凄い!
一気に距離感が縮まるぐらいの感動がある。
こいうことがあるから、発信する事は魅力的なのだと思う。


本を読む習慣

本を読まない人からすると、本を読むこと自体が大変だと思う。
著者は、年間100冊以上は読むようだけど、その人でも一字一句
読んでいるわけではなくて20%読んであとは流し読みだったり
読みきらずして終わることもある様。
だから、読みきる必要は無いってことだな。

読み方がそれぞれなら、目的もそれぞれ。

著者の藤原さんは、自分の意見を言う為に、本をめっちゃ読んだらしい。
読む前は全く自分の意見が見出せなくて、困ったようだけど
乱読・多読をして克服したようだ。
目的によって、本の読み方が変わるってことだなぁ。


生き方の選択

本なのに生き方?
と思うかもしれないけど、結構関係ある。
読書習慣がある人なら、ある程度わかると思うのだけど
”何の”本を読むかは、その都度”選んでる”。
つまり、「選択」をして本を読んでいる。
それが習慣になっているってこと。
ってことは?「選択する」って事が当たり前になってること。

これって結構すごい。
日常的に、選択する力が養われているということでもある。
何気に、選択する生き方をしている事に驚く。

じゃ逆は?というと・・・
これは厳しいようだけど、残念ながら
「選択」をしない生き方を選んでいるかもしれない。
「読書」が全てではないから一概には言えない。

「選択する」ことは、そこに当人の意思が介在する。
だから、どうしても積み重ねに雲泥の差が生まれやすい。
その差はあまりにも大きい。

気づいた時には、残念なことになっているのかもしれないのだから。


総括

タイトルからしてかなり気になっていたが、
結構、核心を突く話が多く鋭いと感じた一冊。
深く読みたいと感じた。
自分の読書量は未だ未だなんだって思い知らされた。
もっとたくさん読みたくなったな。
加速して読んでいこう。