言葉にならない言葉。なかったことにしてきたことをあったことにする。

言葉にならない言葉

その瞬間には
多くのことを
感じているが

どうしても
言葉にならない

そいうときほど
言葉をごっくんと
飲み込んでしまう

なかったことに
してしまう

それが続くもの
だから気付いたら
感情までごっくんと
飲み込んでしまっている

気付いたら
自分の感情が
よくわからなくなる

そしたら、
惑う
迷う
悩む

そのスパイラルに
入ってしまう。

このスパライルの
渦はかなり大きく
勢いが強い

まるで
鳴門海峡の大渦のよう。

だから、
少しずつだが渦に抵抗するように
言葉にならない、その言葉を
ゆっくり丁寧に、言葉が出てくるまで

「待つ」

そうやって、少しずつこれまで
なかったことにしてきた
言葉を感情を

あったことにしていく

空虚感
虚しさ
孤独感

言葉にならなかった言葉を
ごっくんと飲み込み
「どうせ、わかってもらえない」
と拗ねてきたからなのかもしれない。