心の赴くまま〜ライフコンパス〜

「今」何を思い、何を考え、何を感じているか。

【書評】「GRIT やり抜く力」一言で表すなら「続ける」

GRIT

少し前にテレビでも出てきたワード。

今回、気になってた本を読んだ。
それがまさに「GRIT」

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける


邦題には、「やり抜く力」とある。

「GRITの本質とは何か?」

僕はそれが気になって仕方なかった。

僕なりに解釈するとGRITはこの一言で
表す事ができるんじゃなかろうか。

「続ける」

この一言に尽きると思う。
著者のアンジェラ氏は、GRITには二つの要素があるという。

・「情熱」
・「粘り強さ」

この二つを兼ね備える事で
やり抜く力は伸びるという。

一つ目の情熱とは、興味を持ち探求すること。
二つ目の粘り強さは、困難があっても立ち上がること。

興味をもつものを見つけるために、外へ探し求める活動が必要だ。
興味を持ったならば、やり続けることが必要。
探求してみたいと感じたならば、さらにその活動を続ける。

さて、この活動はどんな人に役に立つのだろうか?

ということをベースにして、
いつの間にかとんでもない所へ来ている。
何ていうことが起きるのではないだろうか。

それが著書で語られていること。


いづれにしても、
何かを継続した行動を続けなければいけない。
続けることをしないことには、情熱も粘り強さも
生まれないし鍛えられないと思う。


動きを止めれば、情熱は冷める一方だし粘り強さも
鍛えられてはいかない。


一つのことに専念しそれだけを考えて、
常に外環境からの刺激に対して柔軟な対応を行っている。
しかもそれは、他へとっても影響のあることであり、
自身の活動を止めてしまえば、生死に関わる。
そんな使命感を持ちながら活動している。
という人が居たら?驚くだろう。
これがGRITつまり「やり続ける力」そのものと言えると思う。


さて。本当にそんな人が身近にいるのだろうか???
もし、居たらあなたは運がいい。


僕は思う。灯台下暗しだと。


人ではないが、
人を構成している「細胞」は、正にGRITを備えていると
いえるのではないだろうか。

自らの生まれた意味を理解し、日々すべき仕事をこなしている。
止まることを知らず死を迎えるまで、ずっと「やり続けている」
常に使命を持って、日々変化する刺激に対応し仕事をしている。

それが「細胞」だと思う。

ということは、皮膚・臓器・髪などなど。
それらは、細胞の集まりなわけだ。
集団的意識が集まって、それらが成っている。
日々GRITを発揮して、この体を生かしてくれている。
そう考えてみれば、この体というのは日々「今」という
この瞬間に驚くほどのエネルギー・パワーで
命を繋いでてくれているのだな。


やり続ける力が僕にはないんだ・・・
っと落ち込むことがあったら、
体を見て思い出したい。


命の鼓動を「今」も鳴り響かせてくれている。